外反母趾
外反母趾の基礎知識
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、「く」の字のように変形した状態の事です。母趾の付け根の腫れや痛みが強く、靴を履いての歩行に支障をきたすようになります。さらに悪くなると、足の裏にタコができたり、母趾が示指の上に乗ったり、下にもぐりこむほど曲がるようになります。外反母趾は曲がる角度により重症度を3つにわけることができます。
正常な角度 | 足の内側の延長線と母趾の角度が0~15度未満 |
① 軽度の角度 | 足の内側の延長線と母趾の角度が15度~20度 |
② 重軽度の角度 | 足の内側の延長線と母趾の角度が20度~40度 |
③ 重度の角度 | 足の内側の延長線と母趾の角度が40度以上 |
外反母趾の治療
外反母趾になる原因としては、先の細いヒールや、合わない靴を履いて生活することが主にあげられます。それ以外にも、すり足気味に歩く方や、偏平足の方などは発症しやすいといわれています。足の裏の衝撃吸収の役割を担っている、土踏まずの部分のアーチが落ちてべた足になっていることが、親指への負担を増大させるからです。
軽度の症状の場合は指を開く筋肉を鍛えるためにグーパー運動をしたり、タオルギャザーというエクササイズがお勧めです。また、サポーターなどで親指が内側に入らないようにすることもお勧めです。重度の場合は、あまりにも生活に支障をきたす場合は手術となります。普段の生活でも靴の中に足底板(インソール)を入れてアーチを作ることで、症状の悪化を和らげることが大切です。
鴨居よつば整骨院では外反母趾に対する治療として、マッサージにより足の裏の筋肉をほぐしたり、テーピングやサポーターの処方により、日ごろ足にかかる負担を軽減していきます。また、歩き方のチェックをして歩き方のアドバイスや足底板のアドバイスをさせていただきます。